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子どもを産む人生と産まない人生、女の幸せって?女性の現実 [悩み]

人それぞれ幸せの形は違う
女優・山口智子さんの「子どもを産んで育てる人生を望まない」という発言に、「よくぞ、言ってくれた!」と勇気づけられた独身女性は少なくありません。そこには、従来の「女の幸せ」の価値観に悩まされている女性の現実もあります。

「子どもを産む人生」も「産まない人生」もアリ!

「子どもを産む人生」も「産まない人生」もアリ!.jpg


結婚して、出産して、子育てをすることこそが、女の幸せ…。従来の「女の幸せ」価値観をどう考えればよいのでしょうか?


私たち女性は、「結婚して、出産して、子育てをすることこそが、女の幸せだ」と言われて育ってきた人も少なくありません。

もちろんそれも幸せです。ただ、それだけが幸せというわけでもありません。人それぞれに、結婚が向いている人、向いていない人、子育てが向いている人、向いていない人がいますしね。

私は独身ですが、結婚して、出産して、子育てをしている人を否定する気はありません。むしろリスペクトしています。みんなそれぞれが、自分が幸せだと思う道を進めばいいだけのことなんです。

■結婚しない&子どもを産まない女は生きづらい
ある程度の年齢になっても、結婚していない、さらに子どもを産んでいない女性は、未だ偏見の目で見られることもあります。それで、何か自分が悪いことをしているかのように感じてしまう女性だっているでしょう。

ただ、「命をつなぐ」という行為は、必ずしも、子どもを産む行為だけではありません。次世代に向けて、生きやすい社会を作るというのも、大切な役目です。

多くの人が、世の中をより素敵にするために仕事をしています。人を不幸にするような仕事だったら、経営が成り立たないですしね。また、自分が直接働かなくても、働いているパートナーや家族をサポートしている場合も、立派な労働です。

つまり、子どもを産もうが産まないだろうが、全ての人がなんだかんだ言って、命をつなぐために力を注いでいるのです。

また、日本は平和になり、個人の幸せも尊重されるようになりました。正直言うと、現在、20~40代で子どもを産んでいる人の中で、「お国のために出産した」という人は、あまりいないでしょう。逆に、国が「無理して子どもを産まなくてもいいですよ」と言ったとしても、子どもを産み育てたいという女性だって、少なくないと思います。

つまり、子どもを産み育てている人たちは、“個人の幸せ”のために産む人生を選んでいるのです。だったら、個人の幸せのために産まない人生を選ぶことも、認められてもいいのではないでしょうか?

また、少子化の話になると、すぐに年金問題になりがちです。でも、第一次、第二次ベビーブームの人たちの老後を支えるほど、大人数の子どもを産ませるというのは、現実的に難しいでしょう。若い世代の年金で補っていくという仕組み自体を変えていく必要があります。

つまり、少子化だから悪いのではなく、年金に対しての対策を「子どもを増やす」ことにばかり考えていることの方が問題のような気がします。

さらに言えば、現在は、「出産率の低下が問題」だと言っておきながら、少子化の今ですら、保育園不足で、働くママたちが「職場復帰できない!」なんて事態も起こっています(そういったママたちが働けば、さらに国に入る税金は増えるかもしれないのに、です)。

つまり、「少子化が問題」「子どもを産まない女性が悪い」なんて言われながら、逆に子どもを産んでいる女性たちは、子どもを預けられず、仕事ができなくて悩んでいることが多いのが現状です。もう少し、女性に優しい世の中になってもいいのではないでしょうか?

■みんなそれぞれ、幸せになればいい!
ただ、仮に今よりも子育てしやすい環境になったとしても、子どもを産まない人生も認められるような世の中であってほしいものです。

誰もがみんな、自分の人生を謳歌する権利はあるもの。みんなそれぞれ、幸せになればいい。それだけのことなんです。

昭和の時代に比べ、ライフスタイルが随分変わってきた現代は、女性の人生の選択肢も増え、「結婚して、出産して、子育てをすることこそが、女の幸せだ」という価値観が当てはまらない人も出てきています。

逆に、今まで言われてきた、従来の「女の幸せ」の価値観を真に受けて、不幸になる女性も多くいます。もしかしたら、その呪縛を解かなくてはいけない時期がきているのかもしれません。

■世間一般の“女の幸せ”価値観を信じ、不幸になる人も
自分にとっての幸せを見つけられないまま、従来の「女の幸せ」の価値観を植え付けられて、不幸になってしまう人は少なくありません。

そういう人は、「結婚すれば、さらに子どもを産めば、幸せになれるはず」なんて思いがち。でも、いざ結婚し、出産してみても、実際はどうこうなるものでもなかったことに気付く人も多いでしょう。

結婚しようが、子どもを産もうが、そこにあるものは、やはり日常です。その日常を“自分で”幸せにできる人ではないと、やはり幸せにはなれないんですよね。幸せになることを、自分以外のものに頼ってはうまくいかないでしょう。

私の友人は子どもを出産したとき、「自分の思い通りにならない、最愛の存在」だと表現していました。それくらい赤ちゃんは、言うことを聞かせようとしたって、無理なことが多いもの。そこでキャパシティーオーバーになってしまう人もいます。

「子育て=幸せ」と言い切れるかと言うと、人によっては違うでしょう。中には、「この人は結婚しなかった方が、さらに子どもを産まなかった方が、まだ幸せに暮らせていられたのかもしれない……」と思えてしまうような人も、残念ながらいなくはありません。親になることに向いている人もいれば、向いていない人もいるもの。ただ、本当に向いていなくて、我が子に不必要な暴力を振るうくらいであれば、手放す勇気を持つことも大事です。児童養護施設であれば、高校生を卒業するまでは面倒を見てくれるでしょう。

親としての責任を持つことは重要ですが、子どもは親の所有物ではありません。子どもは自分の人生において幸せになる権利があります。それを奪ってはいけないし、ましてや命を奪うのは論外ですよね。

■結婚していない女性も苦しんでいる
逆に、従来の「女の幸せ」の価値観によって、結婚していない女性も苦しんでいます。現代は、30歳を越えても結婚していない女性も少なくありません。その中には、「結婚していなくて、さらに子どもを産んでいない自分は、人としてダメなんじゃないか」と罪悪感を持ち、自分を責めている人もいます。

ただ、そういう人は、「女性は結婚して、子どもを産んで、育てなくては“いけないもの”」だと考えていることが多いもの。人は「こうでなくてはならない」というものから解放されたとき、柔軟な行動をとることができ、幸せに近づけるものです。いったん、こういった思い込みは捨て、「本当は、自分はどうしたいのか?」をきちんと考えた方がいいんですよね。

結婚すること、出産すること、家族を作ることは、絶対ではありません。自分で幸せになれる環境を選べばいいのです!

ただ、従来の「女の幸せ」の価値観に振り回されてしまう人は、自分自身が自分を幸せにしていないところもあります。そういう人はどうしたらいいでしょうか?

■その価値観を受け入れるかどうかも自由
人生はいつだって、“自分の選択”でできています。それは、自分の日常的な選択はもちろんのこと、メンタル的なこともそうだと言えます。

つまり、「結婚して、出産して、子育てをすることこそが、女の幸せだ」という偏った価値観を受け入れるか否か、というのも、自分次第なのです。


「あぁ、まだそんな表面的に幸せについて考えているんだ」と思う人であれば、むやみに振り回されることはありません。

世の中には辛辣なことを言ってくる人もいます。でもその言葉に価値を与えるかどうか、影響を受けるべきかどうかを決めるのは“自分自身”なんです。例えば、幼稚園児に言われた悪口を鵜呑みにする大人は少ないもの。結局、真に受けるかどうかは、自分の判断なんですよね。

だから、今、不自由な人は、実は「自分が自分を縛っている」ことに気付いた方がいいでしょう。それは、勝手に自分のルールを作り上げ、自分に守らせようとしているだけなのです。

結婚しなくてはいけないこともない。子どもを産まなくてはいけないこともない。好きに生きればいい。もちろん、いくら自由だと言っても、最低限の国民としてのルールを守ることは大事です。でも、それさえ守って、人に迷惑をかけないのであれば、あとは自分の幸せに向かって生きればいいのです。

親の理想通りに生きることが、大事なわけでもありません。もし子どもに自分の理想を押し付けるのだとしたら、それは単に親のエゴです。自分が自分らしい幸せをつかむことで、逆に親に、幸せや愛を学ぶきっかけを与えてみてはどうでしょうか?

また、人は、無理に恋愛をしようと思わなくても、好きな人ができたときにはしたくなるもの。結婚しようと思っていなくても、愛し合う人ができたら、共に生活をしたくなることもあるかもしれません。結局、「結婚しなくてはいけない」と思っている人は、心も状況もそんな段階ではないのに、それに反して頭で結婚しようと思うから、苦しくなっていることも多いのです。だったら、いったん、そういった理想は手放してみてはどうでしょうか?

せっかく与えてもらった命の時間。あと50年以上続くこともあれば、あっさり明日には終わることだってあるでしょう。だったら、「いつだって幸せでいること」、そして「自分を大切にすること」が、一番命を大切にしていることなのでは? 自分に合わないことに時間を過ごしているのは、もったいない!

ただ、そうはいっても、“自分にとっての幸せ”が分からない人は、意外といます。そういう人はどうしたらいいのでしょうか?

■自分にとっての幸せを見つけている?
自分にとっての幸せが分からない人は、少なくありません。そういう人の中には、「楽(らく)」することが幸せなのだと勘違いしている人もいます。

でも、「楽(らく)する」ことと「楽しむ」ことは違います。楽したって、楽しくないもの。心を注ぎ、夢中になるから、物事は楽しくなるんですよね。

好きなものが見つからないのであれば、とりあえず、目の前のことを一生懸命やってみてはどうでしょうか? 一生懸命、美味しい朝ごはんを作ってみたり、一生懸命、キレイに洗濯物をたたんでみたり、一生懸命、掃除をしたり、一生懸命、友達の話を聞いたり、一生懸命、目の前の人を楽しませてあげたりしていたら、きっと何かが見つかるはずです。

自分が何を望んでいるのか。自分が何をしているときが一番楽しくて、時間も忘れてやってしまうのか。それは、ゲームでもいい。お絵描きでもいい。旅行でもいい。ブログでもいい。一生懸命やっていけば、そこから、自分が本当に好きなものや向いていることが見えてくるもの。とにかく何でも真剣にやってみる。それが、自分が求める道を見つけられる秘訣だったりします。

私自身は、人生で一番重要なミッションは、「自分の人生をしっかり生き切ること」だと思っています。

だったら、もっと自分を知らなくてはいけないし、自分の心の声も聞かなくてはいけません。つまり、世間一般の価値観に振り回されている場合ではないんですよね。

自分の幸せを、「人並みなことをやっているから」ということで測る時代は終わりです。その“人並みなこと”が、みんなにとって幸福をもたらすわけではないですしね。

一般的な価値観に振り回されずに、もっと“自分の人生”をしっかり生きたいものですね。

【ひかりの恋愛コラムガイド:ひかり 】

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