妻の妊娠中に浮気する夫の心理とは?心理学者に聞いた! [悩み]
不倫で辞職した宮崎謙介元衆院議員。特に「妻の妊娠中に不倫」という部分に反応した女性も多いのでは。大事な我が子を妊娠中に不倫とは、女性からすれば理解しがたい。男性は子どもより、自分の欲が勝るものなのだろうか。
心理学者に聞いた!妻の妊娠中に浮気する夫の心理とは
「教えて!goo」でも「奥さんが妊娠中に浮気をする男性がは多いと思いますか?」という質問に、「性欲と、スリルを楽しむ好奇心じゃないでしょうか」(qualiliさん)「そもそも妊娠していなくても浮気します」(joyfullifeさん)などの回答が集まった。今回は心理学者の内藤誼人先生に、妻の妊娠中に不倫する男性の心理を聞いた。
■浮気症ならいつでも浮気する?
妊娠・出産は妻にとっては命懸けだ。夫にとっても可愛い我が子の誕生のはず。なぜ不倫をしたくなるのだろうか。
「まず男性でも浮気しない人は、まったく浮気しません。もともと浮気をする性向を持った人だけが、妻の妊娠中に浮気をするのです。そういう人は、妻が妊娠中であろうがなかろうが、結婚式の前日であろうが、親の葬式の当日であろうが、チャンスがあれば浮気をするでしょう」(内藤先生)
結婚式の前日や親の葬式でも浮気するとは、驚きだ。罪悪感を感じているとは思えない。
■許す?それとも離婚?
妊娠中の不倫は、女性としては大変悩ましい。産後うつや産後クライシスに陥りやすい妊娠中に、不倫を許して夫婦関係を続けるのは並大抵の努力ではできない。かと言って離婚してシングルマザーになるのも、子どものためを思うと避けたいし、金銭的にも厳しい。
世の女性はどちらを選ぶ方が多いのか。
「女性の多くは浮気したら別れたいと思うのではないでしょうか。カリフォルニア州立大学のクリスティン・ハリスによれば、『浮気したら別れてやる』というのは、男性では43%しかいなかったのに、女性では94%ですからね」(内藤先生)
女性の方が、やはり不倫は深刻に考える。
「気に入らないと思うのなら、シングルマザーも仕方がないのかな、とも思います。浮気する男性は、どうせそのうちまた浮気しますしね」(内藤先生)
浮気症は治らないと考えると、我慢し続けるか、無理なら早めに離婚を決意したほうが得策なのか。簡単に答えを出すのは難しい問題だ。
■良い父親にはなれる?
夫を許した場合、その後のライフイベントに影響はあるのだろうか。たとえば育児に非協力的だったり、妻が病気になったら浮気したり……といった可能性も考えてしまう。
「どうでしょう、猛省した男性なら、すごくいい父親になってくれそうな気もしますが、どこまで本気で反省できるのか。まあ、やさしくなったり、というポジティブな方向に変わってくれることを期待したいです」(内藤先生)
自分のためにも子どものためにも「ただ許す」のは避けたいところ。すぐに離婚は避けて、その後の育児への協力や不倫を繰り返さないか様子を見るという手もあるだろう。
どちらにしろ、妊娠中の不倫に対する女性側のショックは筆舌に耐え難い。せめて浮気症ではない男性を選びたいものだ。
●専門家プロフィール:内藤 誼人
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「すごい!モテ方」(廣済堂)、「ヤバい出世学」(大和書房)他、著書多数。
(宮野茉莉子)
教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)
教えて!goo ウォッチ引用
心理学者に聞いた!妻の妊娠中に浮気する夫の心理とは
「教えて!goo」でも「奥さんが妊娠中に浮気をする男性がは多いと思いますか?」という質問に、「性欲と、スリルを楽しむ好奇心じゃないでしょうか」(qualiliさん)「そもそも妊娠していなくても浮気します」(joyfullifeさん)などの回答が集まった。今回は心理学者の内藤誼人先生に、妻の妊娠中に不倫する男性の心理を聞いた。
■浮気症ならいつでも浮気する?
妊娠・出産は妻にとっては命懸けだ。夫にとっても可愛い我が子の誕生のはず。なぜ不倫をしたくなるのだろうか。
「まず男性でも浮気しない人は、まったく浮気しません。もともと浮気をする性向を持った人だけが、妻の妊娠中に浮気をするのです。そういう人は、妻が妊娠中であろうがなかろうが、結婚式の前日であろうが、親の葬式の当日であろうが、チャンスがあれば浮気をするでしょう」(内藤先生)
結婚式の前日や親の葬式でも浮気するとは、驚きだ。罪悪感を感じているとは思えない。
■許す?それとも離婚?
妊娠中の不倫は、女性としては大変悩ましい。産後うつや産後クライシスに陥りやすい妊娠中に、不倫を許して夫婦関係を続けるのは並大抵の努力ではできない。かと言って離婚してシングルマザーになるのも、子どものためを思うと避けたいし、金銭的にも厳しい。
世の女性はどちらを選ぶ方が多いのか。
「女性の多くは浮気したら別れたいと思うのではないでしょうか。カリフォルニア州立大学のクリスティン・ハリスによれば、『浮気したら別れてやる』というのは、男性では43%しかいなかったのに、女性では94%ですからね」(内藤先生)
女性の方が、やはり不倫は深刻に考える。
「気に入らないと思うのなら、シングルマザーも仕方がないのかな、とも思います。浮気する男性は、どうせそのうちまた浮気しますしね」(内藤先生)
浮気症は治らないと考えると、我慢し続けるか、無理なら早めに離婚を決意したほうが得策なのか。簡単に答えを出すのは難しい問題だ。
■良い父親にはなれる?
夫を許した場合、その後のライフイベントに影響はあるのだろうか。たとえば育児に非協力的だったり、妻が病気になったら浮気したり……といった可能性も考えてしまう。
「どうでしょう、猛省した男性なら、すごくいい父親になってくれそうな気もしますが、どこまで本気で反省できるのか。まあ、やさしくなったり、というポジティブな方向に変わってくれることを期待したいです」(内藤先生)
自分のためにも子どものためにも「ただ許す」のは避けたいところ。すぐに離婚は避けて、その後の育児への協力や不倫を繰り返さないか様子を見るという手もあるだろう。
どちらにしろ、妊娠中の不倫に対する女性側のショックは筆舌に耐え難い。せめて浮気症ではない男性を選びたいものだ。
●専門家プロフィール:内藤 誼人
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「すごい!モテ方」(廣済堂)、「ヤバい出世学」(大和書房)他、著書多数。
(宮野茉莉子)
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